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おばあちゃん私をきつく抱きしめて下さい-9-

『おばあちゃん!私を置いて行かないでください!』
『お父さん、お母さん、由紀ちゃん!』
私は精一杯皆を呼びましたが、誰も私の所へは来てくれません。
『クゥーン、クゥーン』
私は悲しくなって泣きました。

しばらくして、白い服を着た人が私に注射をしました。
私は、眠たくなり、眠ってしまいました。

どれくらい時間がたったでしょうか?
私は目覚めました。
お腹がとても痛いです。
白い服を着た人たちが私を覗き込んでいます。

「これでよくなるからねぇ、よく頑張ったねぇ」
そう言いなながら私の頭を優しなぜてくれました。
『おばあちゃん!どうしていないのですか?』
私は悲しくなり泣き続けました。
やがて疲れてそのまま眠ってしまいました。

目が覚めるとやはりおばあちゃんはいませんでした。
部屋の何処かで私たちの仲間が泣いています。
『おばあちゃん、早く来て下さい』
私は長い時間ウトウトとしていました。

どこからか、
「ワンちゃんの手術は無事終わりましたよ」
「会ってやってください」
という声が聞こえてきました。
しばらくして、おばあちゃんとお母さん、お父さん、由紀ちゃんが入ってきました。
小梅や!よくなってよかったねぇ」
おばあちゃんがそう言いながら私を抱きしめてくれました。
お母さん、お父さん、由紀ちゃんも、
小梅、よく頑張ったねえ、もう大丈夫だから」
そう言いながら私を優しく摩ってくれました。
『おばあちゃん、やっぱり来てくれたのですねぇ』
『お父さん、お母さん、由紀ちゃんも!』
私は精一杯尻尾を振りました。

「まだ若いから回復は早いですよ」
「傷口が癒えるまで3、4日入院してください」
獣医師はお父さんにそう言いました。
「ありがとうございました、それではよろしくお願いします」
お父さんは丁寧にお礼を云っています。
他の皆も頭を下げています。

小梅、もう少しここにいて傷を治してから帰ろうねぇ」
おばあちゃんはそう言いながら私をきつくきつく抱きしめてくれました。
『おばあちゃん、私一緒に帰れますねぇ?』
私はおばあちゃんに聞きました。
「もう少しの辛抱だよ」
「必ず迎えに来るからねぇ」
おばあちゃんはそう言って私の頭をなぜました。

小梅、あと少し辛抱して」
由紀ちゃんが言いました。
「そうだよあと少ししたら一緒に家に帰ろう」
お父さんはそう言って私の頭を優しくなぜてくれました。
「それではよろしくお願いします」
「分かりました、面会は診察時間内であれば、毎日来てもらっても構いませんから」
「分かりました」

小梅、帰るから賢くしているんだよ」
お父さんが言いました。
『私は皆と帰るんです』
『私を置いて行かないでください』
『私はもう大丈夫です、元気になりました』
『ウォーン、ウォーン』
私は皆の後ろ姿を見ながら泣きました。

続く

theme : わんことの生活
genre : ペット

tag : 犬との生活 小梅

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