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愛犬との別れの日とその後の家族-15.サリーさようならー

「さぁ、サリーを弔いに行こう!」
「蓋を閉めるから、いいねぇ」
私は泣いている娘たちに言って、蓋を閉めました。
家内は、サリーが収められたダンボールを真っ白のシーツで丁寧に包みました。

「私がサリーを連れて行くから!」
下の娘が泣きながらサリーの亡骸の入ったダンボールを抱えて、車に運びました。

「それでは行こう!」
私は車を発進させました。
下の娘はサリーの亡骸を収めたダンボールをしっかりと抱き抱えて相変わらず泣いています。
上の娘は、下の娘に寄り添ってやはり泣いています。
家内は焦点の定まらない目をして前方を見ています。
ペットの焼却場に着くまでの30分間は、誰も何も喋ることなく、車は進むだけでした。

やがてペットの焼却場に到着しました。
「さぁ、サリーを弔おう!」
私は車から降りて、皆に言いました。
下の娘は泣きながらサリーの亡骸の入ったダンボールを抱えて車から降りてきました。

焼却場の係の人に、
「よろとくお願いします」
と私は頭を下げて頼みました。

「お嬢ちゃん、ワンちゃんをここに置いて下さい」
係の人は焼却台を指さしました。
下の娘はダンボールを丁寧に置きました。
「最後のお別れをしてください」
係の人は我々に丁重に言いました。

「サリー!サリー!焼いてしまうのは嫌!」
二人の娘たちは、サリーの亡骸の入ったダンボールにしがみつきました。

「お嬢ちゃん達!ワンちゃんは天命を全うして天国に行ったんだよ!」
「悲しいけど、死んだものはもう生き返らない」
「ワンちゃんの死を受け入れることが大切な事だよ」
「今はワンちゃんを弔ってあげるのが家族としての最後の務めだよ」
係の人は娘たちに噛んふ含むように言い聞かせてくれました。

二人の娘たちは、泣きながらうなずきました。
「サリー!さようなら」
「サリーの事は忘れないから」
二人の娘は、大粒の涙を流しながら手を合わせています。
家内も泣きながら手を合わせて、
「サリーさようなら、サリーお疲れ様」

私も目から熱いものが止めどなく流れてきます。
「サリー!さようなら、サリーとの生活はとても楽しかった」
私もそう言いながら手を合わせました。

やがてサリーの亡骸の入ったダンボールは、炎に包まれました。

「お手数をかけました、ありがとうございました」
我々は、丁寧に係の人に挨拶をして焼却場を後にしました。
家内と二人の娘は、焼却場が見えなくなるまで見続けていました。
やがて焼却場が見えなくなると、
下の娘は、
「サリーは天国に言ったんだねぇ、お姉ちゃん」
と目をこすりながら問いました。
「サリーはきっと天国で私達家族を見守ってくれている!」
上の娘は嗚咽しながら下の娘に言いました。

家内は何も言わずに下を向いています。
私もなんとも言えない虚脱感を覚えながら、家に向かって車を走らせました。
虚しい帰宅です。

theme : わんことの生活
genre : ペット

tag : 別れ さようならサリー

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