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愛犬との別れの日とその後の家族-13.サリーの面影-

土曜日の夜は、とても寂しい夜となりました。
何時もなら家族の中にサリーがいてはしゃいでいましたが、もうその姿を見ることはできません。

夕食の時も皆何もしゃべらず、味気ない夕食を取るだけでした。
サリーの使っていた食器がいやに目につきます。

夜になって家族がテーブルを囲んでくつろいでいる時にも、側にはもうサリーの姿はありません。

下の娘がサリーの亡骸の横で相変わらず泣いています。
サリーの亡骸の横には、使っていたおもちゃが並べられています。
そのおもちゃの一つを上の娘が手に取り、無言で見つめています。
目から大粒の涙が頬を伝いおもちゃの上に落ちています。

家内は、生前のサリーの写真を見つめて泣いています。

私も涙が止めどなく出てきます。
「サリー!何故死んだんだ!」
「もっと長生きして欲しかった!」
私は心のなかで何度も何度も叫びました。

何時もの指定席にサリーがいないことで、そこがポッカリと穴が開いたようです。

何時もそこにいるサリーがいなくなることは、家族全員の心のなかに空洞が出来、すきま風がヒューヒューと吹き抜けていきます。

「昨晩も寝ていないからもう休もう」
「明日は早くからサリーを連れていこう」
私は皆に言いましたが、誰もが無言です。

しばらく間を置いて、娘たちはサリーの頭をなぜながら、
「おやすみ」と言って自分たちの部屋に上がって行きました。

「お母さん!我々も寝よう」
「そうですねぇ」
「サリーおやすみ」
「サリーおやすみ」
そう言って我々も寝室に行きました。

何時もなら後について来るサリーの姿はありません。

寝室には入って一番に目についたのはサリーの寝床です。

何時もならそこに丸まって寝るサリーはもういません。

「サリー!」
私は思わず寝床に向かってサリーを呼びました。
しかし、そこにはサリーの姿がなく、懐かしいサリーの匂いだけが鼻に飛び込んできました。

寝床に入って、サリーとの今までの楽しかった日々の出来事が走馬灯のように頭の中をグルグルと回り続けて、眠ることが出来ません。
家内も同じように眠れず寝返りをし続けています。

うとうととしかけた時に、
「カリカリ」と寝室の戸を引っかく音がしました。
「サリー!」
私は思わず大きな声を上げて、ベットから飛び起き、寝室の戸を開けましたがそこにはサリーの姿はありません。

「お父さん!しっかりしてください、サリーはもういないんですよ」
家内が私に言いました。

「そうただなぁ、サリーはもういないんだ、いないんだ、サリーは旅だったんだ!」
私は幾度も幾度も自分に言い聞かせながら寝床に入りました。

結局私は一睡もすることが出来ませんでした。

theme : わんことの生活
genre : ペット

tag : 犬との生活 別れ

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