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愛犬との別れの日とその後の家族-12.悲しみの朝-

夜が開けました。
土曜日です。

昨夜から家族全員一睡もせずにサリーの側にいました。
家内が新品の真っ白なシーツにサリーを包み、顔だけが見えるようにしました。
私はそれを優しくだきかかえて、リビングの何時もサリーが座っていたソファの上に寝かせました。

娘たち二人は真っ赤な目をして、すでに冷たくなったサリーの体を優しく撫ぜています。
「サリー!サリー!もっともっと一緒に遊びたかったのに!」
「一緒に散歩に行きたかったのに!」

「サリーの大好物だったぜんざいを今から炊くから、一緒に食べようねぇ」
家内が泣きながらサリーの頭を摩っています。

「そうだねぇ!サリーの大好きなぜんざいを炊いて一緒に食べよう」
私は、娘たちに言いました。
娘たちは、目をこすりながらうなずきました。

しばらくして、台所で圧力釜が、「シュッシュ、シュッシュ」と音を立て始めました。
この音を聞くとサリーは何時も家内の足元に座り、ぜんざいが炊き上がるまでじっと
待っていましたが、今日はもう座っている姿を見ることができません。

「サリー!」
家内が足元を見ながらサリーを呼んでいます。
しかし、そこにはサリーの姿はありません。

しばらくして、ぜんざいが炊きあがりました。
「さぁ!サリー!ぜんざいが出来たよ」
家内は、サリーの食器に炊きたてのぜんざいを一杯入れてきました。

「サリー、熱いから冷ましたから食べるんだよ」
私は、スプーンにぜんざいをすくい、吹いて冷ましました。
「サァ、サリーお食べ!」
私はスプーに入ったぜんざいをサリーの口元に持って行きましたが、サリーは大好物のぜんざいを食べることができません。
ぜんざいは虚しく口元からソファの上に溢れるだけです。

「サリーはもう大好きなぜんざいを食べることができない!」
二人の娘は口を揃えて言いながら、嗚咽しています。

「サリーの供養だからみんなでぜんざいを食べよう!」
私は皆に言いました。
「そう、サリーと一緒にぜんざいを食べましょう」
家内が、ぜんざいを運んできました。

しかし、皆ぜんざいを食べようとしませんでした。
私も手に持ったぜんざいの中に涙が止めどなく入り続けました。
娘たちも家内も同じことです。

「皆!明日サリーを荼毘にふそう!」
「何時までも、こうしていても仕方がない」
別れは辛いけど、死んだサリーを見続けているはもっと辛い!」
私はそう言いました。

「嫌!嫌!サリーを焼いてしまうのは!」
下の娘が大きな声で叫びました。
「こうしていてもサリーは生き返りません」
「サリーのためにも丁重に供養しないとねぇ」
家内が下の娘に言いました。

「サリーの姿はもう今日限り見られなくなるの!」
「サリー!」
上の娘はオイオイ泣きながらサリーに顔を埋めて泣いています。

家族全員が悲しみに打ちひしがれています。

theme : わんことの生活
genre : ペット

tag : 別れ

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