悪戯サリーは、3歳になっていました。
ある寒い冬の夜。
家族全員でホットカーペットに座り、お茶を飲みながら昼間の出来事をいろいろと話していました。
サリーは私の股の間に寝そべり、鼻を股に突けてスースーと寝息を立てて寝ていました。
私は、家族の話を聞きながら、急にお腹がこわばり、
「ブー」と一発出してしまいました。
家内が、
「お父さん!」と言うか言わない内に、
今まで寝ていたサリーが急に起きあがり、私の股めがけて、猛烈に吠え始めました。
『ガルルー、ガオー、ワン、ワン』
家族全員びっくりして顔を見合わせました。
「おいおい、サリー」
と私がなだめても、しばらく吠え続けていました。
私がなだめてやっと吠えるのをやめて、尻尾を振りながら、私の前に座りました。
家内は、
「お父さんがあまり大きなオナラをするから、いい気持ちで寝ていたサリーがビックリしたんですよ」
上の娘は、
「ハシタナイ、サリーもビックリするよねぇ」
と下の娘に同調を求めました。
下の娘は、
「お父さん、下品、サリーもビックリして当然」
「丁度いい作文のネタになったわぁ!!」
と散々皆にいびられました。
後ほどこの話は、下の娘が犬の雑誌に投稿して掲載されることになりました。
続く
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