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命の恩人-続編-

「その時刻前まで、俺達の寝室の隅で寝ていたサムが急に激しく吠え出したんだ」
「あまりにも激しい吠え方だったので俺達は目が覚めて、サムどうしたんだ?」
「サム!どうしたのそんなに吠えて、ヤメなさい」
「二人がなだめても俺達に向かって激しく方続けたんだ」

「それからどうしたんだ?」
私は、身を乗り出して渡辺に尋ねた。
「自分の寝床から出て、俺たちの方には来ないで激しく吠えつづたたので、俺達は寝床から出てサムの方へ行ったんだ」
「サムどうしたんだ?そんなに吠えて?」
「俺達がサムの所へ言ったその時に、ゴーという音と共に激しい縦揺れがした」
「今思っても非常に長い間激しく揺れていたと思う」
「俺達は、サムを抱え込み、その場に座り込むのが精一杯だった」

「あの揺れは激しかったからなぁ」
「そうだったなぁ」
皆が異口同音に言った。

「その時だ!丁度枕元にあった洋服ダンスがドースンという音共に俺達が寝ていたところに倒れたんだ!!」
「お前たちが起きて犬のところに行かなかったら二人ともタンスの下敷き!!」
山口が大きな声で叫んだ。

「そうなんだ!俺たちがサムに構わず寝ているとタンスの下敷きになって、今ここには来れなかった」
「サムはお前たちの命を救ったことになる!」
東が飲みかけのグラスを置きながら言った。
「サムは地震が来るのを予知して、激しく吠えて俺たちに知らせたんだ」
「おかげで俺たちはカスリ傷ひとつ負わなかった」
「犬などの生き物は、地震などの異変を事前に察知すると言われているのは本当なんだなぁ」
飯田がしんみりと言った。

「それにしても賢い犬だなぁ!」
私は、渡辺に酒をつぎながら言った。
渡辺はその酒を飲み干し、
「サムは俺たちの命の恩人なんだ」
「あの時地震を予知して、俺たちに危険が迫ったことをいち早く知らせてくれたんだ」
「サムのおかげで今日、皆の顔が見れるということなんだ!」
渡辺は、グラスを上げ皆に乾杯の仕草をした。
俺たちも渡辺に向かって乾杯をした。

「ところで、サムはその後どうした」
私は、渡辺に尋ねた。
「サムはその後10年間、我々と過ごし、老衰で死んだんだ」
「旅立つ1週間前から食欲がなくなり、起き上がることもできなくなった」
「俺たちは懸命に介抱が、歳には勝てずサムは旅だった」
「最後に尻尾をパタパタと2回振ったのが最後だった」
「あれは俺たちへの別れの挨拶だったんだと思う」
「眠るように穏やかな最期だった」
渡辺は溢れ涙を拭おうとせず語り続けた。
「飼ってから14年!」
「犬としては長生きしたほうだなぁ」
山口がぽつりと言った。
「そうだ、これがサムの写真!!見てくれるかい?」
「是非とも見せてくれよ」
全員渡辺のもとへにじり寄った。

渡辺は携帯電話を操作して1枚の写真を見せてくれた。
そこには、サムが座って首をかしげている姿が鮮明に写っていた。

theme : わんことの生活
genre : ペット

tag : 犬との生活 命の恩人 別れ

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