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出会い、楽しい生活、別れ、せつない想いそして再会-その15-

「一樹、今日は久しぶりにママと一緒にフクを連れてフクのいた河原に散歩に行こう」
「ワーイ、今日はママも一緒に行くんですか?」
「フク良かったねえ」
「パパ、ママ、早く行こうよ」
「ハイハイ、行きましょう」
「早く、早く、フク行こうよ」
『ハイ、皆とお散歩、僕嬉しいです』
僕は激しく尻尾を振りながら、ぼくちゃんの前に座りました。

皆と一緒の散歩は、僕がぼくちゃんの家に来てから初めてです。
『僕、とても楽しいです』
僕は喜びを体全体で表現しながら、皆と一緒に歩きました。
「フクとても嬉しそうだねぇ」
ぼくちゃんは、そう言いながら僕の頭をなぜてくれました。
パパもママも笑いながら僕達を見ています。

やがて河原に着きました。
『そうだ、ここはお父さんとはぐれた場所だ、長い間お父さんを待ち、ぼくちゃんに出会った場所だ』
僕は、お父さんの臭いを嗅ぎましたが、お父さんの臭いはありませんでした。
『お父さんは、やっぱり僕を迎えに来てくれなかったんですか?』
『どうしてなんですか?』
『僕は急に悲しくなり、遠吠えをしました』
『ウオーン、ウオーン』

「フクどうしたの?何が悲しいの?」
ぼくちゃんが不思議そうな顔をして、僕を抱きしめて聞いてきました。
『ぼくちゃん、何もありませんよ、心配しないで下さい』
僕は悲しさをこらえながら、ぼくちゃんの顔をペロペロ舐め回しました。
「フク、くすぐったいよ」
ぼくちゃんは顔をこすりながら僕をきつく抱きしめてくれました。
「ママ、フクは飼い主とはぐれた場所に来て、前の飼い主のことが忘れられず、飼い主を呼んだのに違いないよ」
「パパ、とはそんなに律儀に恩を忘れない生き物なのですか?」
「そうだよ、は一度でも大切にされると生涯忘れず、その人に忠節を尽くす生き物だよ」
「人と大違いですねぇ、パパ」
「そうだなぁ、は人と違って決して人を裏切らないから」
「一樹、このボールを投げてフクに取りに行かせてごらん」
そう言ってパパはぼくちゃんにポールを手渡しました。
「ウン、フクポールを投げるからひらってきてね」
ぼくちゃんは僕にボールを見せながら言いました。
『ハイ、分かりました、ぼくちゃん投げて下さい』
僕は、ボールを追いかけるべく立ち上がりました。
「はーい、フク投げるよ」
そう言いながらぼくちゃんは力一杯ボールを草原めがけて投げました。
僕は、ボールめがけて一目散に駆け出しました。

続く

theme : 犬との生活
genre : ペット

tag : 犬との生活 切ない想い

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