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出会い、楽しい生活、別れ、せつない想いそして再会-その12-

エルフを捨てた次の日から娘さんは、全く話さなくなり、学校にも行かず、家でじーと、エルフの写真を見続けているそうで、家の中は火が消えたようになり、毎日がお通夜のような状態になってしまったそうです。
いよいよ、家を明け渡す前日に、取引先の会社から自分の会社に勤めて欲しいとの連絡があり、吉岡さんは、条件的に良い待遇であったことから、再就職したそうです。新たに就職先が決まり、家を手放す必要が無くなったことから、エルフを探そうと家族で決め、次の日から毎日捨てた河原に行き、散歩に来る人ひとりひとりにエルフのことを聞き回ったそうです。
河原を散歩をしている人の中には、
「確かにビーグルが同じく草原に身動きもせず座っていた」
と言う事を聞き懸命に探した。
しかし、エルフの行方は分からず、途方に暮れているときに電話をかけたと言うことです。

パパはママに今までのいきさつを話しました。

「吉岡さんがエルフを探しに河原に来た日は、私達が丁度フクを連れて帰った次の日なんだ」
「そうなんですか」
「でもパパ、いくら事情があっても可愛がっていた犬を捨てることを私は許せません」
「こんなに賢く、従順な犬を」
ママは、ハンカチを顔に当てて泣き出しました。
「ママ、どうしたの?」
ぼくちゃんが心配してママの所に駆け寄りました。
僕もママの前に座り、首を傾げ、
『ママどうしたんですか?』
と聞きました。
「カズちゃん、フク、大丈夫よ」
「目の中にゴミが入っただけ」
「心配しないでもう少しフクと遊んでいてねぇ」
「一樹、心配ないからもう少し我慢して」
「私も自閉症気味の一樹がこのように明るくなり、話をするようになるきっかけとなったフクを手放したくはないよ」
「一樹が落ち込み再び話をしなくなる可能性もあるから」
パパはため息を付きました。
「なんとか今のまま飼えません?」
ママも真剣な顔つきでパパに話しかけています。
「向こうの事情もある事だから、やはり返さないと」
パパは僕の方を見ながらママに言いました。
「カズちゃん、きっと悲しみますよ」
「そうだなぁ」
「でもねぇ、犬を飼っていくら可愛がってもいつかは人より早く死に別れることになるから、早い時期に一樹にもこの別れの悲しさを教える必要もあるよ、ママ」
「理屈では分かっていも、割り切れない気持ちで一杯です」
「パパ、ママまだ遊べないのですか?」
ぼくちゃんが、僕の頭をなぜながら言いました。
「話は終わったから一緒に遊ぼう」
「ウン、早くこっちに来て」
「ママ、話の続きは、一樹が寝てから」
「分かりました」
「カズちゃん、ママも一緒に入れてねぇ」
「早く一緒にフクとあそびましょうょ」
それから、僕は3人と一緒に楽しくあそびました。

続く

theme : 犬のいる生活
genre : ペット

tag : 犬との生活 切ない思い

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