FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
line

別れそして出会い11.お父さん散歩に行きましょうよ-

エリーがいなくなってから数日が立ちました。
今晩も蒸し暑く寝苦しい夜が来ました。
家内も中々寝付けないようです。

どれくらい時間が経過したでしょうか?
ウトウトと微睡んだ時です。
『お父さん、お父さん!』
耳元で私を呼ぶ声が聞こえてきました。

『お父さん!起きてください』
その声で目を覚ますと、ベットの枕元にエリーが前足をかけて呼びかけているではありません。
「あぁ、エリーか?」
寝ぼけ眼で総つぶやき、ふと我に返って。
「エリー、エリーなのか?」
「ここで何をしているの?」
思わず問いかけました。

『お父さん!早く起きて下さい、もう朝ですよ!』
『そして散歩に行きましょうよ!』
エリーは私に向かって言いました。
私はエリーが話しかけているのに驚き、
「エリー!お前は話せたのか?」
私はエリーに問いかけました。
『お父さん!何を言っているのですか!』
『何時もお父さんやお母さんと話していたのを忘れたのですか?』
エリーにそう言われて、確かに何時もエリーと話していたと自分自身納得しました。

『お父さん!早く行きましょうよ!』
エリーが再び催促をしました。
「エリー着替えるから待って」
『お父さんそのまま行きましょう、早く早く』

私はエリーにパジャマの裾を引っ張られながら、玄関に行きました。
玄関を開けると、心地よい風が全身を包みました。
「真夏なのに、この心地よさはまるで春先のようだ!」
私は心の中でつぶやきました。

外に出ると、穏やかな気候で、とても気持ちよく言葉では表現出来ない心地がしました。
エリーは私の横にピッタリと寄り添い歩いています。
私はその時何時もと雰囲気が違うことに気づきました。
何時もの道を通って、何時もの河川敷に向かって行きましたが、誰一人として道を歩いている人が居ません。
誰とも合わないのです、歩いているのは私とエリーだけなのです。

私は思わずエリーに向かって言いました。
「誰も歩いていない、何時もなら多くの人に出会うのに!」
その問いかけに答えて、エリーが立ち止まり私に言いました。
『そうです、私達だけの散歩ですから、誰もいないのですよ』
「エリーそれはどういうこと?」
私はエリーに聞きました。
『私達二人の楽しい最後の散歩なんです』

エリーは尻尾を激しく振りながら私に言いました。
そして、
『お父さん!早く行きましょうよ』

つづく

theme : わんことの生活
genre : ペット

tag : 犬との生活 別れ お父さん散歩に行きましょうよ

line

comment

Secret

line
line

line
訪問カウンター

現在の閲覧者数:
line
わが家の愛犬
初代サリー
初代サリー
line
わが家の愛犬
二代目サリー
わが家の愛犬-二代目サリー-

line
カレンダー
07 | 2018/08 | 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
line
プロフィール

dogsman

Author:dogsman
FC2ブログへようこそ!

line
最新記事
line
最新コメント
line
最新トラックバック
line
月別アーカイブ
line
カテゴリ
line
DVSE
line
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

line
フリーエリア
line
トレンドポスト
line
sub_line
検索フォーム
line
広 告
line
フリーエリア

日本一こだわり卵
line
ランキング
line
フリーエリア
line
RSSリンクの表示
line
人気記事ランキング
line
リンク
line
QRコード
QR
line
track feed
track feed dog story
line
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

line
sub_line
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。