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おばあちゃん私をきつく抱きしめて下さい-18-

おばあちゃんとの楽しい生活は3年続きました。
私はおばあちゃんと毎日楽しく過ごすことが出来ました。

あれ以来おばあちゃんは寝たきりとなってしまいました。
病院に入院して治療を受けるように先生や皆が勧めても、絶対に入院するとは言いませんでした。
毎日先生が来て点滴をしていますが、おばあちゃんは元気がありません。
寝たまま何時も天井を見つめています。
時折、
小梅や」
と呼んでくれます。
私がおばあちゃんの枕元に行くと、何時も優しく頭をなぜてくれます。

今朝のことです。
おばあちゃんは私を呼びました。
小梅、こちらにおいで」
『ハーイ』
私は尻尾を精一杯振りながらおばあちゃんの側に行きました。
おばあちゃんは布団の上に起き上がり、私の頭を優しく撫ぜながら、
小梅!お前との生活はとても楽しかったよ、ありがとう」
「私はもうすぐおじさんの所に行くから、小梅はこれからは皆に可愛がってもらいなさい」
「私がいなくなっても、お父さん、お母さん、由紀ちゃんがいるからねぇ」
「本当にありがとうねぇ」
おばあちゃんは泣きながら私をしっかりと抱きしめてくれました。
私の頭から鼻先にかけて温かいものが絶え間なく落ちてました。
『おばあちゃん!!』
『クウーン、クウーン』
私も悲しくなり泣きました。
『おばちゃんとこれからも一緒ですねぇ?』
『おばあちゃん!』
おばあちゃんは何も言わず、私をしっかりと抱きしめたままです。
しばらくして、おばあちゃんは、布団から起き上がり、
台所に行きました。
そして、戻ってくると、
小梅!これが私からの最後のビスケットだよ、お食べ』
そう言って何時もの美味しいビスケットをくれました。
『はい、ありがとう、頂きます』
『とても美味しいです』
私は精一杯尻尾を振りました。
おあばちゃんはニコニコしながら、
「そうかい、そうかい」
と言いながら私の頭を撫ぜてくれました。

その直後のことです。
ドスーンという大きな音と共におばあちゃんが倒れました。
『おばあちゃん!大丈夫ですか?』
『しっかりして下さい』
私はおばあちゃんを懸命に呼び顔をペロペロと舐めました。
しかし、おばあちゃんは何も答えること無く身動きひとつしません。
『おばあちゃん!』
『ウオーン、ウオーン、ウオーン』
私は懸命におばあちゃんを呼びました。
しかし、おばあちゃんは何も答えず、目も開けてくれません。

私は大きな声で皆を呼びました。
『ワオーン、ワオーン、ワオーン』
私の大きな呼び声が部屋中に響き渡りました。

theme : 犬との生活
genre : ペット

tag : 犬との生活 小梅

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